わんわん整体 WanLife(ワンライフ)です。
私が友人に犬の整体を勉強し始めた時にチラッと友人が言ったこと
「犬の整体って危ないよね」って…
何かしら理由があったのでしょう…
私もそれからというもの、『犬の整体って危ないのか?』というテーマを持って今に至っています。
【なぜ、犬の整体が危険だと思うのか?】
これは色々な方をヒアリングして
- ポキっと骨を矯正するようなものをSNSで見た
- 犬の整体をしてワンちゃんの歩き方がおかしくなった
- 犬の整体をして歩けなくなったというSNSを見た
こんな話を聞きました。
かなり…情報が錯綜しているというのか、どうもやはり現代のSNSやインターネットの発達により、正しい知識や情報収集ができていない結果だと思う一方、犬の整体の施術者である私たちがもっときちんと情報を発信していくことも大事なんだろうなと思い、今日はこのネタをもとに投稿をすることにしました。
わんわん整体 WanLife(ワンライフ)の【犬の整体】って何をするの?
- 筋肉のコリ、ハリに対し、筋肉への弱刺激により筋肉をほぐす(ゆるめる)
- ストレッチ手技により、より深層の筋肉をほぐす(ゆるめる)
- メディセルや徒手による筋膜リリース
ただただ、筋肉をゆるめるだけなんです。
だから、骨をポキっとするようなことはしません。
骨の矯正はしません。
人と犬って構造上同じところが多く、共通点が多いのです。
ただし、人と犬が圧倒的に違うことが
- 犬は話さない(痛いとか自分の症状をリアルに飼い主さんに伝えることができない)
- 犬は四足歩行
- 犬は鎖骨がない(鎖骨が退化している)
- 犬は自分でボディメンテナンスをほぼできない
ということが、犬の整体の価値を見出すのでは!?と思っています。
それは、私が犬の整体の勉強をして、また、長年、犬を飼い続けてきたからこそ、なぜ、先代犬たちが歩けなくなったのか…
老化といえば、全てを片づけることができるのですが、でも、一日でも長く歩けることが飼い主さんにとっても、ワンちゃんにとっても実は大きな願いの一つなのかな??と思います。
ワンちゃんが歩けなると、介護生活が始まります。
歩けないだけで、元気なワンちゃんは要求吠えをしたり、排泄時にはワンちゃん自身が自分で排泄をしたくて鳴いて飼い主さんを呼ぶこともあります。
全部、飼い主さんができればいいのですが、現実はお仕事をされていたり、様々な事情で24時間ワンちゃんの介護をするのは難しいのだろうと思います。
これは、私自身の体験談でもあります。
ワンちゃんの要求吠えや排泄時の介助に対して、私自身も愛犬を最期まで尊厳のある生活をさせたい…そんな思いでいましたが、時にはやはり心折れそうになったりもしました。
せめて、歩けたら少しはこの介護生活も楽になるのだろうな…
なんて、頭の中で何度も思ったことがあります。
歩ければ、ワンちゃんも筋肉を動かすために脳からの電気信号をたくさん出し、動かし、その結果、脳が鍛えられ内臓などの動きもそれなりに調整されていくものです。
歩けることによるメリットはあっても、デメリットはほぼほぼないのだろう…と思うのです。
事故やケガによって歩けなくなるワンちゃん
神経損傷によって歩けなくなるワンちゃん
そのような理由からのワンちゃんに対して、犬の整体で歩けるようにすることはできません。
筋肉のコリによって歩けなくなっているワンちゃんに対しての施術となるのですが、意外とね…多いのです。
私たち人間も、腰痛や肩こりがあれば、マッサージや整体をしてもらい整えてもらうと思うのですが、ワンちゃんは話せないから、その状況になった時に飼い主さんに伝えることができないのです。
だから、飼い主さんも気が付くことができない…
あるいは、愛犬の歩き方や行動を見て、「あ、何だか歩きが変わったな…もう歳もとったし、老化なんだな…」と思うのでしょう。
ただ、私が犬の整体を勉強し、多くのワンちゃんを施術をして思ったことは
【歩けなくなる前のメンテナンスで歩ける寿命は伸ばすことができるだろう】
ということ。
ワンちゃんの変化を私たち犬の整体屋が読み取り、施術により『歩きやすくする』
とってもシンプルなことなのですが、でも、それがとっても大事だな~と思うのです。
シニアのワンちゃんは、私の体感上、8~9割は筋肉のコリ・ハリはあります。
むしろ、まだ若いわが愛犬(1歳・4歳)の身体を触っても、筋肉のコリ・ハリはあります。
シニアと若い子の違いは、『その筋肉のコリ・ハリが長年によって蓄積されたかどうか』ということだと思っています。
長年のコリ・ハリは結果として、その子の歩き方に非常に影響を及ぼすことになります。
痛みが出たりすれば、その痛みを我慢して無理に歩くことはしなくなる
↓
あまり動かさなくなる
↓
動かさないと筋肉は減少する
↓
筋肉が減少すれば動かすことも更に難しくなる…
↓
動かさなければ姿勢も変化する
↓
姿勢も変化すれば、重心も変化する
↓
最後は歩けなくなっていく
これぞ、まさに悪循環!!
当初、愛犬のメンテナンスのために学び始めた私が、この負のサイクルを知り、犬の整体屋として皆さんにその価値やその大切さを発信して、愛犬の健康寿命を一日でも長くしてあげたい…飼い主さんもその方が愛犬の生活をもっともっと楽しんでほしい…とわんわん整体 WanLife(ワンライフ)をOPENしたのです。
ワンちゃんが歩けないことが『悪』ではありません。
でも、きっと飼い主さんたちの多くが、愛犬たちが『一日でも長く歩く犬生を送ってほしい』と願っていることでしょう。
そのために、現状の愛犬たちに何が起こっているのか?
それを知るために、わんわん整体 WanLife(ワンライフ)の犬の整体を一度受けてみると分かると思います。
特に大丈夫だ…
と思えば、飼い主さんも安心しますし、そのような飼い主さんもたくさん施術しに来店されています。
ちょっと、黄色信号だよ
とか、
すでに影響で始めているよ
という子も多いです。
でも、まだまだ大丈夫♪
それが飼い主さん自身で分かったら、毎日愛犬をお世話している飼い主さんの意識が変わるのです。
定期的に、無理のないように犬の整体で身体を整えて、
【食事】【運動】【睡眠】
この3本柱をしっかりとしていれば、そのワンちゃんは健やかな犬生を送ることができることでしょう。
人も犬の『運命』というものは決まっているのかもしれません。
運命には逆らえないのかもしれません。
人も犬もいつかは『死』という最期を迎えることも避けることはできません。
でも、その最期にどうしたか?どうしてあげたいのか?
それは、ある程度、人なら自分自身によって…ワンちゃんなら飼い主さんによって…調整することができるのではないでしょうか?
歩けなくなったワンちゃん
寝たきりになったワンちゃん
犬の整体屋としての出番はないのか?
と、聞かれれば
「いえいえ。そんな時も生きている限り、整体をして身体を整えてあげる価値は十分にあります」
が私の答えになります。
犬の整体に対して、ちょっと誤解をされていたなら、この投稿で少しだけ見方が変わってもらえますように…
最後になりましたが、色々と犬の整体をやっていると耳にすることがあります。
- 首を触る施術なんてありえない!
- 膝裏を触ったらいけない(膝が壊れる)
- 心臓病の子にマッサージや整体はNG
本当に色々な情報が入り混じっています。
確かにこのような情報を飼い主さんたちが耳にすれば、『犬の整体って危険なのでは?』って思っちゃうのだろうな…と思います。
私自身、犬に対しての学びは現在もおそらく一生…犬の整体屋をしている限り学びは続くものだと思っています。
犬の整体に対しても、解剖学的にも生物学的にも、色々な師から学んできました。
長年、サラリーマンを経験し、学んだことの一つとして
【正しい知識があるからこそ、正しい判断ができる】
と思っています。
色々な情報で、私自身も時に迷ったり、悩むこともあります。
特にワンちゃんは『話せない』ということもあり、よりたくさんの知識を得て、判断をする必要があると思うのです。
コミュニケーションのとれる人間の医療業界でも、その限界や未知のことはたくさんあります。
ならば、犬業界なんて、もっともっと未知の世界はたくさんあると思うのです。
だからこそ、私たち犬の整体屋が犬業界で、正しい知識と正しい判断のもと、活躍できる場を築き上げていきたいと思うのです。
今日はそんな犬の整体屋としても私の思いと綴ってみました。