わんわん整体 WanLife(ワンライフ)です。
今日、お友達ワンコの飼い主さんにメッセージを書いている時に、またまた熱く語ってしまって…
でも、「はっ!」としたことを皆さんにも是非ともお伝えしたくて…
このブログには、当たり前のことも当たり前に書きます。
その理由は、『そんな初歩的なことでも知らない人がいるから』です。
私も犬生活は小さな頃から考えたら、長い経歴の持ち主です。
だから、当たり前に思っていることを、他の飼い主さんが当たり前に思っていないことが、実はすごくあるんだなと思います。
それって、別に犬にとっての【犬ファースト】であって、それを【絶対にやらないといけないこと】ではないことが多いです。
そういうこと、日常生活で思い出したら、ここに書いていこうと思います。
ということで、元に戻りまして…
そのワンちゃんは、シニア世代の小型犬
少し前に、肝機能関係で体調を崩し、若干、動くことが少なくなったような感じはしましたが、ある日、SNSにて、
『足元がよく滑るようになったので何かいいグッズがあれば教えてください』
と質問していました。
と、ここで、私からはグッズの紹介ではなく
『なぜ、滑る環境がダメなのか』
を私なりに語った次第です。
別にこのワンちゃんのシーン以外でも、基本的にワンちゃんが滑りながら歩くような環境は即刻環境整備をする必要があると断言はします。
色々な事情があるとは思いますが、私は犬の整体屋として、一日でも長く歩ける犬生を目指す身としては、ワンちゃんが滑る環境で生活するメリットなんかより、遥かに遥かにデメリットばかりだということ…
このシニアのワンちゃんの場合、病気がきっかけで、おそらく痛い・不快感・倦怠感等の症状により、歩くこと・動くことが辛くなることが今までより多くなったのでしょう。
今まではお外で散歩をたくさんして、基本的な四つ足歩行での姿勢においての筋肉は存在していたのです。
あまり歩かなくなってしまい、筋肉が衰えはじめたのでしょう…
それと、加齢による、骨・筋肉・腱などの機能低下も十分に考えられます。
その中で、このワンちゃんが立ち上がろうとした時に、どうやら滑るようで、それが飼い主さんは気になったようです。
筋肉が衰えたと仮定した場合、
・立ち上がる時に使う筋肉
・立っている状態で使う筋肉
・座ろうとする時に使う筋肉
それぞれ、違う筋肉を収縮・伸ばして動作をしています。
その時に使う筋肉をしばらく使っていない場合は、筋肉は衰えます。
筋肉は3日も使わないと衰え始めるとも言われているほどです。
でも、そんなにビックリしないでください。
人間だって、骨折してギプス生活で2か月ほど固定して、動かしていない状況の場合、筋肉は衰えて、やせ細りますが、ギプスがとれ、日常生活を送り始めると多少はその違和感があったにせよ、数か月後には若い子なら、普通にもとの筋肉に戻っています。
ポイントは、筋肉が低下しても、また、それなりに筋肉を動かせば、また、元に戻る可能性があるということ。
犬だって同じです。
ただし!気を付けないといけないことは
『犬は話せないから、その状況を理解することが難しい』ということ。
【滑るようになった】
これは、以前、同じ環境下で同じ動作をするにあたって、滑らなかったのに滑るようになった。
ということは、筋力低下を疑います。
踏ん張るための、グリップ力として発揮する筋肉が低下している可能性が大きいです。
【滑るから歩かなくなる】
ここが本当に厄介な問題なのです。
犬は話さないから、その現状を飼い主さんに伝える手段がないのです。
飼い主さんが滑るワンちゃんをみて、気が付いてあげればいいのですが、気が付かない場合…
犬は滑ってまで無理に歩くことを『やめてしまう』ことだってあり得るのです。
【歩かなくなると更に筋肉は低下する】
歩かなくなると、衰え始めた筋肉はさらに衰えてしまうんです。
結果として、気が付いた時には筋肉がかなり減少していたり、ほぼほぼなくなったりすることだってあるんです。
この状況下でのポイントは
滑っている時に滑らないような環境整備をする。
が第一に必要だということは、もうお分かりでしょう。
それ以外に実は、犬の整体屋として言いたいのは
『以前は滑らなかったのに、滑るようになった』
という重要なワンちゃんからの合図が出ている時にはそれは、ワンちゃんの身体の中ですでに何かしらの変化が出ているということを知っていてほしいのです。
確かに、しばらくあまり歩かなくなったから筋肉が落ちたので、滑るようになっただけでしょ。
と言えば、それまでですが、そうなった時に、多少でも整体で、歩きやすくする・立ちやすくするという元の身体のバランスに戻すように、筋肉に対してアプローチをして、筋肉をしなやかに・柔軟に・動きやすい状態にコンディションを整えてあげることがWanLife(ワンライフ)では可能なのです。
別に、メンテナンスをしなくても、そのワンちゃんが「歩きたい」という気力のある子ならば、歩きます。
でも、歩かない子だっているということは知っていてほしいのです。
歩かなくなる子
走らなくなる子
色々な理由がもちろんありますが、その中で実は
『筋肉のコリにより関節の可動域が狭くなって歩く・走るの動作がしにくくなった』
ということが本当にあるんです。
こんな理由で歩かなくなり、筋肉衰えて、姿勢が激変していく…
あまりにも私は衝撃的であり、我が家の愛犬のケアのために犬の整体を勉強していたのですが、これはもっともっと世間の飼い主さんが知っておいた方がいいだろう…そんなシーンの時に、放置せずにメンテナンスができる環境を作っていくことがこれからの犬の長寿化において、お役立ちできるだろうと思って犬の整体屋をはじめたのです。
・若い子でも整形疾患等を持っている子
・シニア期に突入した子
・アジリティや普段から身体をたくさん動かす子
・お座りの姿勢が変わった
・お手を嫌がるようになった
・服を着せる時に、前足を動かすと嫌がるようになった
ちょっとした理由のない、ワンちゃんのサインに気が付いた時、できれば犬の整体でそのワンちゃんの筋肉状況や身体の状況をチェックしにきてくださいね。
もちろん、上記のような症状がなくても、愛犬の現状を知りたいという方も大歓迎です。
思わぬ筋肉の使い方をしている時があるワンちゃんがいたり
そんな時に、トータルヘルスケアのWanLife(ワンライフ)ならではの、知識で色々とアドバイスができるかもしれません。
最後になりますが、私がこのブログやホームページ等での内容について、様々な見解をもって様々な意見がある方もいるかもしれません。
大前提として、100%これだ!こうだ!という内容はないと思っています。
なので、私の場合は、『よくある王道なこと』を主軸として投稿することが多いです。
小人数やイレギュラーなパターンまでは想定せずに、あくまでも王道的な主流な考え方に沿っての投稿記事が多いとご理解ください。
環境整備って大事なんですっ
PickUp
- 1
-
犬の整体を知ってもらうこと
さて、筋膜リリースの機械『メディセル for dog』を購入して、色々と準備が始まったWanLife ...
- 2
-
犬の食事の大切さ【犬の食事療法】
こんにちは。今日は犬の食事について少しだけ、私なりの思いとともに書きたいと思います。ワンちゃんの食事 ...
- 3
-
犬の整体ってどんなタイミングでやればいいのか?
わんわん整体 WanLife(ワンライフ)です。さて、よくお客さまから質問されるトップ3に入っている ...
- 4
-
私のこと【自己紹介編】
わんわん整体 WanLife(ワンライフ)です。そういえば、私のこと、ホームページにも一部紹介をして ...
- 5
-
【整体・メディセル】17歳・女の子・チワワ
こんにちは。今日は、17歳のハイシニア期ともいえる、チワワの女の子の施術をしました。 症状は・目が見 ...