今日は犬のトータルヘルスケアというよりも、
「人として」「飼い主として」
そんなお話なのかもしれません。
WanLifeはこれまで、たくさんのわんこさんと飼い主さまに出会ってきました。
その子その子の『今』をみて、
飼い主さまが気になっていること。
そして、WanLifeなりに全身を触り、ヒアリングをして気になったこと。
それらを総合的にお話しするようにしています。
でも、WanLifeが大切にしているのは、目の前の整体という手技だけではありません。
『飼い主さまは何を求め、どうしたいのか?』
実は、ここをとても大切にしています。
飼い主さまの性格も、ご家庭の事情も、生活環境も、それぞれ違います。
同じアドバイスでも、すぐに実践できる方もいれば、なかなか一歩が踏み出せない方もいます。
だからこそ、私はできるだけ「なぜ?」「どうして?」という理由をお伝えするようにしています。
言われたからやるのではなく、
納得して、実践して、できれば愛犬の変化を実感してほしい。
そんな思いがあります。
でもね。
飼い主という立場は、時として、とても苦しいものなのかもしれません。
「これで合っているのかな?」
「本当に大丈夫なのかな?」
「この子はずっと元気でいてくれるのかな?」
誰かに『大丈夫』と肯定してほしい。
できることなら、この先も元気でいられると約束してほしい。
そんな気持ちになることもあるのではないでしょうか。
だって、愛犬は言葉で教えてくれません。
「今日は頭が痛い」
「ちょっと胃がムカムカする」
「最近なんだか身体が怠い」
そんなふうに話してくれたら、どれだけ安心できるでしょう。
話せないからこそ、分からない。
分からないからこそ、不安になる。
そして、大切だからこそ、悩み苦しむ。
WanLifeは、そんな飼い主さまの気持ちにも、できるだけ向き合いたいと思っています。
ただ、時々、とても難しい場面に出会います。
「それはできない」
「それはしたくない」
何かをご提案しても、なかなか受け入れていただけない。
でも一方で、血液検査の数値が少しでも基準から外れると、強い不安を感じてしまう。
もちろん、検査結果を気にすることは大切です。
ただ、一つの数値だけで判断できないことも多く、その子の全身の状態や経過を含めて考える必要があります。
そんな時、私はふと思うのです。
『何が、この飼い主さまの心を止めているのだろう?』
何かを怖がるにも理由がある。
何かを拒むにも理由がある。
何かにこだわるにも理由がある。
決して、単純に頭がかたいわけではないと思うのです。
過去の経験なのか。
誰かから聞いた言葉なのか。
失敗したくないという思いなのか。
それとも、愛犬を失うことへの恐怖なのか。
そこには、その人なりの背景があるはずです。
だから最近のWanLifeは、身体のことだけではなく、飼い主さま自身のお話を伺う時間も増えました。
何に不安を感じているのか。
どこで考えが止まっているのか。
何が一歩を踏み出す邪魔をしているのか。
まるでパズルのピースを探すように、一つずつ紐解いていきます。
するとね。
複雑に絡み合っていたものが少しずつ解けて、それまで動けなかったことが、意外とスルスル〜っと進み始めることもあるんです。
私は飼い主さまの考えを、無理に変えたいわけではありません。
ただ、違う角度から物事を見ることで、愛犬のためにできることが、もう一つ見つかるかもしれない。
そう思っています。
愛犬の身体をみること。
その子の暮らしを考えること。
そして、その子を守ろうとしている飼い主さまの想いを知ること。
それもWanLifeなりのトータルヘルスケアの一つです。
でも、こうして書くと、何だか私がとても上手に飼い主さまと向き合えているように聞こえるかもしれません。
実際は、そんなことありません。
私自身、たくさん失敗してきました。
そして今でも、悩むことがあります。
次回は、そんなWanLife自身の失敗と葛藤のお話をしたいと思います。
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