今日のお話は、先月14歳を迎えたゴールデンレトリーバー・ステラちゃんのお話🐶
ステラちゃんと出会ったのは11歳の夏の終わり。
「なんだか元気がないんです」
それが飼い主さまのお悩みでした。
あれから数年。
季節やその時々の身体の状態に合わせて、食事・運動・休養・身体のケアなど、その都度「今のステラちゃんに必要なこと」を一緒に考えてきました。
大型犬にとっての1年は、身体の変化も決して小さくありません。
それなのに気がつけば、出会った頃より足取りが軽くなったステラちゃん。
そんなステラちゃんに先月、大きな出来事がありました。
愛知の豪雨でご自宅が床上浸水。
幸い浸水時にはステラちゃんもご家族も不在でしたが、その後はご実家への避難、自宅へ戻ってからも片付けや業者さんの出入り……。
大きく環境が変化する日々の中、14歳のお誕生日を迎えました。
「せめてステラの誕生日は♥」
ご家族でお祝いした、その数日後。
未消化の嘔吐が続き、
食べることが大好きだったステラちゃんが食事も水分も拒否。
立てなくなり、眼振も続き、排泄もできずオムツ生活に。
病院へ通いながら、少しずつ回復していきました。
そして今回、約1か月ぶりの訪問。
私を見るとすぐ横に来て、
「早く触ってちょうだい」
と言わんばかりのステラちゃん。
動きもいい。
飼い主さまから見れば、
「あの状態からこんなに元気になった!」
もちろん、それは間違いありません。
でも私が見るのは、
「あの時より元気か?」だけではなく、
「1か月前のステラちゃんと比べてどうなのか?」
脈や身体の疲労感などをみると、まだまだ回復途中だと感じました。
そして今回、ずっと課題だった体型も大きく変化。
体重が落ち、お腹が引き上がり、肋骨も確認しやすい体型になったことで、身体への負担が減り、以前より動きやすく見えている部分もあると思います。
だからこそ、
「動ける=もう元通り」
ではないんです。
今、一番必要なのは、
難しいケアではありません。
ただただ、
「養生する時間を、たくさん作ること。」
そこに食事や身体のケアを少しずつプラスしていく。
そして今回、もうひとつ驚いたことがありました。
ステラちゃんは長年、
股関節の痛みと強い皮膚の痒みに悩んでいます。
四肢を舐めて毛色が変わり、皮膚が真っ赤になったり、時には壁に身体を擦りつけて血がつくほど。
それが今回、
痒みがほとんど見られず、
四肢の毛の変色も目立たなくなっていました。
もちろん「痩せたから」「食事を変えたから」と単純に断定することはできません。
ただ、食欲低下をきっかけにカリカリフードが減り、鶏ささみなど食事内容が変わったこと。
そして体重が落ち、身体への負担が軽くなったこと。
いろいろな変化が重なった可能性は、これからも丁寧に見ていきたいと思っています。
そして改めて思ったこと。
大型犬の体重コントロールって、
ものすごく大事。
「シニアだから筋肉を落としたくない」
「痩せたら歩けなくなるのでは?」
そう心配される飼い主さまも多いと思います。
もちろん筋肉は大切。
でも、
「歩けなくなる=筋肉が減ったから」
だけではありません。
痛み、関節への負担、神経、循環、疲労、体重、病気、生活環境……。
「歩く」ということは、いろいろな身体の機能が支え合って成り立っています。
だからWanLifeが目指しているのは、
何歳になっても若い頃と同じ身体を維持することではありません。
歳を重ねた今の身体で、
楽に立てる。
楽に歩ける。
美味しく食べられる。
よく眠れる。
そして、ご機嫌に毎日を過ごせる。
上手に歳相応の
「過ごしやすいQOL」を目指すこと。
そのために実践して、変化を見て、また調整する。
飼い主さまと一緒にその変化を確認しながら、ご家族と伴走していく。
それがWanLifeの
「その子その子の個別のトータルヘルスケア」です🌿
ステラちゃん。
14歳のお誕生日、本当におめでとう♥
大変なスタートになった14歳だけど、焦らなくていい。
ゆっくり、ゆっくり。
また来月、今日より少し元気になったステラちゃんに会えるのを楽しみにしているよ♥
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